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大規模災害を考慮したクラウド型災害情報共有システムの構築
○菊池瑶介(岩手県大),内田法彦(埼玉工大),柴田義孝(岩手県大)
日本は災害多発国であり、2011年3月に発生した東日本大震災では甚大な被害を受けた。近年ではそれらに備え、Webベースの災害情報システムが提供され、災害発生後の迅速な情報共有に役立っている。また、現在はクラウドサービスが普及し、サーバの運用・保守にかかるコストの削減や、必要に応じたサーバの増設などが可能であり、Webシステムを運用する上で多くのメリットが存在する。
本論文では、サーバ群の障害や急激な負荷変動にも柔軟に対応できる災害情報システムを提案する。先行研究である大規模災害情報共有ポータルサイトをクラウドサーバ上に配置し、複数の自治体に対してそれぞれ必要に応じてサーバ資源を動的に配分できるようにする。これにより、システムのリスク分散や、災害の状況に応じたサーバ構成の変更が可能となる。

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