4ZC-7
短繊維を考慮した埃の描画手法
○安達翔平,宇梶弘晃,小坂昂大,森島繁生(早大)
様々な汚れの表現手法の中でも、埃の体積は物体の経年変化を表す重要な要素である。
従来の手法では堆積位置の関数化や反射特性の実測に基づいた描画を行っていたが、埃の構成要素である繊維や、堆積に由来する立体構造は考慮されていなかった。
よって、本研究では上記の問題を改善し、写実的な描画を提案する。
埃の堆積量については、高速処理が可能な階層上のテクスチャマッピングとして知られるShell法を用いて擬似的な立体表現を行った。
繊維の表現に対しては、堆積した繊維の屈曲方向が無秩序であることから、UV平面上の点にランダムな運動を与えることで繊維の表現が可能なテクスチャのプロシージャル生成を実現した。

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