4ZB-8
認知症者と家族の思い出共感支援システム
○山崎和紘,泉トモコ,仲谷善雄(立命館大)
日本は超高齢社会であり、認知症高齢者は増加傾向にある。
認知症になると記憶障害によって、家族の思い出を忘れ自身への失望や焦りを感じる。
また家族介護では、一人で介護を抱え込むことが、精神的な負担を与える。
本研究では、家族によって認知症者および家族の思い出の想起を促し、共有することで、家族内のコミュニケーションの促進を図る。
昨年度の写真を用いた思い出想起・共有化支援に加えて、今回は、
家族それぞれのライフストーリを多様な観点から関連づけ(交差)させ、
家族と認知症者が同じ年齢の頃の経験の異同、配偶者が認知症者と出会う前の経験など、認知症者の思い出を軸に家族が共感しあえる場を提供するシステムを提案する。

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