4ZA-3
構造理解のための情報伝達インタフェース設計技法~3Dレイヤ表示における視差量と輻輳調節時間の関係~
○遠藤延哉,中平勝子,北島宗雄(長岡技科大)
本研究の目的は,立体視に着目した構造理解を容易にする
インタフェース設計技法を提案する.
この技法では,各眼用の画像を同時にディスプレイに表示し,
表示位置の水平方向のずれ量(視差量)を調節することで
奥行き方向の呈示位置を調整する.
呈示する情報を奥行き方向の複数レイヤで表示することで,
構造情報を理解可能とする.本技法の確立のためには,
呈示位置で結像するのに要する輻輳調節時間と,
視差量との関係を明確にする必要がある.
本稿では,その関係を明らかにするために実施した実験結果について報告する.実験により,輻輳調節時間は個人差が大きいこと,
また視差量に応じて異なる輻輳調節反応があることが示唆された.

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