4Z-6
スマートフォン上の利用に適したCAPTCHA
○鶴田裕輔,高谷眞弓,山村明弘(秋田大)
スマートフォンの普及によりインターネットサービスへのアクセス形態が多様化している.
スマートフォンは従来の計算機と比べて小さいディスプレイを利用しており,文字入力に関してはタッチパネルを利用したデータ入力と,従来の計算機と異なる入力形態をとっている.
今後,スマートフォンによるインターネットサービスへのアクセスが急増する事が予想され,不正なネットワーク利用を防ぐ技術がスマートフォンの利用を妨げない工夫が必要になる.
不正なネットワーク利用を防ぐ技術であるCAPTCHAでは,ディスプレイと独立したキーボードから構成される標準コンソールによる入出力を想定しており,スマートフォンの利用に必ずしも適しているとはいえない.
そこで,スマートフォンの特徴であるタッチパネルを利用して,データの中の身体知の有無により人間の介在を確認するCAPTCHAを提案し,Android OSを搭載したスマートフォンにおいて実装実験を行いその有効性,安全性,問題点について検証する.

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