4X-7
LTEのための信号強度の動的な測定によるハンドオーバ方式
○中山 暁,木村成伴(筑波大)
LTEでは, SON (Self Organizing Network) により基地局の運用や保守を自動
化している.これに基づき,基地局は端末の通信を制御しているが,効率の良
い通信を実現するためには,端末がハンドオーバするタイミングを最適にする
ことが重要になる.これを踏まえ,Dongming Suらは,信号強度や端末速度,セ
ルIDに基づき,そのタイミングを決定する方式を提案しているが,現在の基地
局との接続を維持しようとする傾向があることから,端末が高速な速度で通信
するのに時間がかかるという問題があった.そこで本論文では,本方式を改良
し,基地局と端末間の信号強度を測定する間隔や測定回数を動的に変化させる
方式を提案する.最後に,シミュレーション実験により,提案方式の有効性を
確認する.

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