4X-3
OLSRにおける隣接ノードの範囲を限定した経路制御手法の検討
○三村浩朗,平川 豊,大関和夫(芝浦工大)
近年、Optimized Link State Routing(OLSR)の研究が盛んに行われている。OLSRでは隣接ノードの中からMultipoint Relay(MPR)を選択し、MPRに選ばれたノードが経路制御メッセージを生成、中継することで経路制御にかかるトラフィックを軽減する。しかし従来のMPR選択手法ではノードの移動性が高いとMPRに選択されたノードが隣接ノードの通信範囲外に移動してしまい、経路制御メッセージが隣接ノードに中継されずデータ送信の到達率を低下させてしまう。そこで本研究ではノードが隣接ノードとして認識する範囲を限定することで、データ送信の到達率を上げる手法を提案する。

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