4X-2
優先度付きセルラリレーネットワークのための非リアルタイムトラフィックを考慮したスケジューリング方式
○仲野克哉,木村成伴(筑波大)
 携帯電話網で用いられるセルラリレーネットワークにおいて,基地局はセル内の端末全てのトラフィックを扱うことから,その送信順序を決定するための,効率の良いスケジューリング方式を与えることが重要な課題となっている.これを踏まえて,Katoozianらは,トラフィックをリアルタイムトラフィックと非リアルタイムトラフィックに分類し,それぞれの優先度に応じたスケジューリング方式を提案した.
 しかし,この方式ではリアルタイムトラフィックの方が優先され過ぎる場合があるという問題があった.そこで本論文では,本方式を改良し,リアルタイムトラフィックの割合を考慮して,非リアルタイムトラフィックに適切なエージング度合いを与えることを提案する.最後に,シミュレーション実験により,提案方式の有効性を確認する.

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