4X-1
DTN環境における端末の電力消費を考慮した通信プロトコルの提案と評価
○金田知展,高橋 修,中村嘉隆(はこだて未来大)
広域災害発生時に通信インフラが使用不可となった際の情報通信手法として,
遅延耐性ネットワーク(DTN: Delay Tolerant Network)が注目されている.
DTNではスマートフォンのようなモバイル端末を使用して,
インフラレスな状況下で端末間のメッセージ転送を可能とするが,
転送の際にはバッファやバッテリーなど端末の資源を使用する.
特に,バッテリーに関しては充電が切れた場合,それ以降他端末との
通信が不可能となる.そこで本研究では,避難所内の全ての端末の
バッテリー残量が均等になることを目標とし,各端末のバッテリー残量を
考慮して情報の転送先を動的に選択するルーティングプロトコルを提案し,
シミュレーションによりその有効性を評価する.

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