情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

近年、屋内でのナビゲーションの技術の需要が高まっている。屋内で位置を取得する手法としてインフラが不要な手法としてセンサなどのあらかじめ端末に搭載された機能のみで位置を推測するデッドレコニング手法がある。しかしデッドレコニング手法で位置推定を行う場合はGPSを用いた位置推定に比べ誤差が大きく、歩行者向けには利用できない。
本研究では歩行者向けデッドレコニング手法の誤差を修正する手段として常に変化する歩幅を歩行パターンから修正することを目的とする。歩行時に体にかかる衝撃から歩行パターンを推定する。そして、体にかかる衝撃をセンサの値から推測する。そして現在デッドレコニング手法に必要な3種類のセンサをスマートフォンが搭載しているためスマートフォンをターゲットとする。