4V-1
室内における赤外線センサを用いた複数人の移動軌跡推定法の提案
○笠間勇輝,宮崎敏明(会津大)
ユビキタス社会の実現のために、室内における人の位置推定は非常に重要である。近年、カメラなどに比べてプライバシーを考慮可能な赤外線センサ(IRセンサ)を室内の天井に設置し、得られるIRセンサの反応パターンから、人の移動軌跡を推定する手法がいくつか提案されている。しかし、それら手法は、推定対象が1人の場合や、複数人であっても人数が既知である前提条件を課すものであった。また、我々が以前提案した手法では、一度センサデータを全て読み込んでからの処理であったために実時間性に欠けるなどの課題が残っていた。本稿では、それら課題を解決した上で、室内の人数等の前情報を用いることなく、IRセンサから得られる情報のみを用いて室内における各人の移動軌跡を動的に推定する手法を提案する。

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