4T-3
ロボットとの音声対話における発話の重なりを含む入力音の判別
○杉山貴昭,駒谷和範,佐藤理史(名大)
ユーザとロボットとの音声対話でバージインが起こると,ロボット自身のマイクに自発話も入力される.そのため,ロボットがユーザの発話の存在を認識することは困難である.本研究では,ヒューマノイドロボットとユーザの発話が重なった音の音響的特徴からGMMを作成し,入力音の判別を行う.ロボットのみの発話とロボットとユーザの発話の重なりを適切に判別できれば,ロボットはバージイン発生時にユーザの発話の存在を認識できる.我々は,ロボットのみの発話とロボットとユーザの発話の重なりを含めた4クラスのGMMを作成した.評価実験として,実際にロボットに入力される音に対して判別を行ったところ,発話の重なりを判別できることを確かめた.

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