4S-8
シェリングの分居モデルの高速実行
○先山賢一,芳賀博英,中塚智之(同志社大)
シェリングの分居モデルは個人の嗜好が社会全体における分居に
影響をおよぼすことを、単純なルールを用いてモデル化したものである。
通常の分居モデルではエージェントのグループは2組であるが、
本稿ではグループ数を5組まで設定できるようにし、環境の大きさを1000*1000、
エージェント数を70万体以上にし、シミュレーションを行った場合の結果を報告する。
シミュレーションを実用的速度で行うために、並列化させた新しいアルゴリズムを考案した。
実験の結果、エージェントのグループの数、エージェントが移動の意思決定を
行うためのパラメータの値によって、クラスタの形成に大きな違いが現れることが確認できた。

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