4S-10
セルオートマトンによる列車運行の遅延伝播シミュレーション
○伊藤智貴,田中 敦(山形大)
鉄道における定時運行は鉄道会社や乗客にとって非常に重要である.しかし,近年の都市圏の鉄道において,高密度運行や相互直通運行が行われており,アクシデントによって発生した遅延が後続の多くの列車に伝播してしまい,定時運行が困難な状況になることが多く見られる.鉄道会社は,定時運行を維持するためのより効果的な対策が求められている.本研究では,セルオートマトンを用いて列車運行を再現し,遅延が発生したときにどのように伝播していくのかを明らかにする.また,乗客の行動を取り入れることにより,遅延による影響がどの程度乗客に及ぶかを分析する.

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