4R-2
教則本を利用したギターフレーズの難易度推定
○森田花野,小泉悠馬,伊藤克亘(法大)
本稿では、楽譜情報を用いて楽曲のギターパートの演奏難易度を推定する手法を提案する。
バンド演奏で既存楽曲を再現する際、特に初心者にとって、前もって楽曲の難しさを判断
するのは困難である。そこで、本研究では楽曲の難易度を数値で表現する難易度スコアを
提案する。スコア算出には教則本のフレーズを利用する。それらの難易度を教則本音源の
演奏の揺らぎにより定量化する。次にそれら難易度情報と主観評価によって得た代表フレーズ
全体の難易度を組み合わせて各フレーズの難易度値を推定する。楽曲の難易度推定時には、
楽譜情報を入力し類似度の高いフレーズを学習データから選択し、それらフレーズに予め
付与された難易度値を用いてスコアを算出する。評価は提案法とバンド経験者による主観
評価結果を比較することで行う。

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