4R-1
喉頭の運動に注目した歌唱発声の自動判別と評価
○平山健太郎,伊藤克亘(法大)
本研究では、発声の身体的な特徴に注目して歌唱の自動評価を行うシステムを提案する。従来より歌唱音声を自動評価する研究は行われてきたが、音楽的な情報、すなわち音程の正誤やビブラートの有無などを評価するものが大半であった。しかし、音楽的な情報のみからでは長時間の歌唱における発声を評価することは難しい。長時間にわたる歌唱では、声枯れなどの喉の疲労を避けるべきであり、そのためには適した発声が重要と言われているからである。本研究では、EMGを使うことで喉の疲労・緊張を検出し、その結果をもとに病理音声の診断で使われる声帯振動から得られる音響特徴量などから疲労につながる発声を判別するシステムを構築した。

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