4Q-8
論拠推定のための主観的推論知識の学習
○稲垣隆史,石塚 満(東大)
本研究では、ある主張を表すテキストに対して、その論拠となるテキストを出力する問題を扱う。扱うテキストは論者の主観を多く含むためノイズが多く、含意関係のルールを抽出しにくい。そこで、議論サイトをコーパスとして用いることで、その課題を解消した。また、抽出したルールに対して一般化を行うことで、ノイズを除去するとともに、未知の主張が与えられたときに論拠を推定することを可能にした。実験によって、抽出されたルールが人間にとって受け入れやすいものであること、及び実際に未知の主張に対してもその論拠を提示できることを示した。

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