情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

OpenFlowは、ネットワーク機器における制御部とパケット転送部のうち、
制御部をコントローラとして分離することで自由度の高い柔軟なネットワーク
制御が可能となる。一方、コントローラとスイッチをつなぐ制御ネットワーク
を別に構築するコストや、制御が従来のTCPの影響を受ける点が問題であった。
本研究では、制御ネットワークをスイッチ間接続によって構成されるデータ
ネットワーク上に自動構築することを可能とする制御手法を提案し、さらに
回線断や機器故障などの要因で発生する障害に対する耐性を実現する。
この提案手法を Open vSwitchにより構成した環境上に実装し評価を示す。