情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

インターネット上で消費者は日々膨大な量のクチコミを交わしている。このような情報処理技術は観光分野において必要不可欠な役割を果たしている。
宿泊予約サイトにおける宿泊レビューは、宿泊を検討している人にとって有用な判断材料となる。また、宿泊施設にとっても、宿泊者のダイレクトな感想や定量的な評価を知ることができる重要なツールとなっている。
しかし、どのような宿に泊まるのかにより宿泊者の期待度が異なり、評価はその形態（ランク）によって影響を受けると考えられる。
本研究では、温泉旅館の宿泊レビューデータを用いて、宿の形態と宿泊を通して充足しようとする欲求の関連を分析した。結果として、宿の形態により、充足しようとする欲求レベルが異なることが明らかとなった。