情報処理学会 第75回全国大会講演要旨

フィールドワークを行う人文・社会科学研究者が、フィールドから
写真や短信等を直接ネットワークに公開する為のシステムを構築して
いる。この様な仕組みは、社会一般に向けた情報公開をフィールド
にいる研究者が直接行う点で意義がある。また最新情報が次々と掲示
されることで、研究機関としてのアクティビティのアピールにもつ
ながると期待される。短信の掲載は、広く使用されているEメールを
用いることで、報告者がシステム操作の為に新たな学習をする必要
性を、極力排除した。閲覧者は、ウェブ地図上のアイコンから報告を
選択して閲覧する。システムは標準的な既存技術を組み合わせて構築
し、システム管理者個人の知識・技能になるべく依存せず、長期的
な維持が可能となる様に意識して設計した。システムの構造と構築
の進捗等について報告をする。