4D-2
EMアルゴリズムを用いた参照点に依存した語意の学習
○田口 亮,DING WANG,QIYUE YU(名工大),保黒政大(中部大),梅崎太造(名工大)
 近年,「人間-ロボット-実世界の事物・事象」との三項関係を基に,
単語の意味(語意)をロボット自身の感覚・運動系の信号と対応付け
て学習させる研究が行われている.従来の研究では,音声と感覚信号
の同時確率を直接推定していたため,「大きい」や「明るい」など,
他の物体との相対的な違いを表す単語は学習できなかった.このよう
な単語は,発話の際にどの物体と比較しているのかが明示されないた
め,学習が困難である.
そこで本研究では,EMアルゴリズムを用いて,場面毎に比較対象の物
体(参照点)を推定しながら,語意を学習する手法を提案する.物体
の大きさや,位置,色を表す単語を教示する実験を通して提案手法の
有効性を検証する.

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