4B-5
文化背景の異なる拠点間における開発プロセス構築と改善の取り組み
○田村朱麗(東芝),小島昌一(東芝ソフトウェア・コンサルティング)
 海外のソフトウェア開発拠点においても、開発プロセスの構築と
改善は不可欠である。しかし、日本国内と同様の取り組みでは
うまくいかない。
 そこで、改善手法として知られているSPINA3CHの手順やツール類
を参考に、これらの課題を分析し、対策を立案・実施した。
特に文化・背景の違い等によるコミュニケーションギャップに着目
した。ホフステードの文化的次元における『権力の格差』等の観点
をベースに、支援する日本側と被支援側である海外拠点の価値観
や思考パターンの違いを理解した上で、それに合わせて会議運営や
レビューコメント方法を変更した。
 これにより、コミュニケーションにおける双方のストレスを軽減し、
効率的な開発プロセスの構築と改善が可能になった。

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