4B-4
イテレーション開発に適したプロジェクト進捗可視化手法の提案
○石井裕志,森 俊樹(東芝)
ソフトウェアの開発では、期間に区切られた短い開発を反復してソフトウェアを構築するイテレーション開発が増加している。イテレーション開発では、バーンダウンチャート等を用いてイテレーション内の進捗管理を行なうことが多い。しかし、イテレーションの期限を超えていつまでも対処されないタスクを見逃しやすく、プロジェクト全体の進捗を把握しにくいという問題がある。我々は、イテレーションの実施期限に間に合わず後回しにされるタスクに注目し、後回しタスクの数に基づいて各イテレーションの遅延状況を示す指標を提案する。この指標を用いてイテレーションごとの遅延状況の推移グラフを描写することで、PJ全体の進捗を俯瞰できる。

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