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PC操作ログを用いたプロジェクト管理システムの活用
○戸田直美,伊藤智子,渡辺昌寛(NTTコムウェア)
ソフトウェア開発プロジェクトでは、WBS(Work Breakdown Structure)を
用いた作業進捗管理や工数・人的資源管理を行う手法が広く用いられている。
しかし、この手法は作業者の自己申告によるデータに基づいており、そのデ
ータに誤りがあった場合、正しく管理できない。筆者らは、PC操作ログを用
いて、作業者毎に各WBSの作業工数を機械的に算出するシステムを考案した。
プロジェクトの状況を客観的に把握できるだけでなく、自己申告による作業
進捗と比較することで、その乖離からリスクを早期に発見できるという特徴
がある。本論文では、本システムの実現手法とプロジェクトで活用した際の
知見について述べる。

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