3ZF-3
全体画像と詳細画像の同時利用を可能とする遠隔診断に適した動画像通信システムの開発
○野口卓馬,井口信和(近畿大)
本研究は,遠隔診断に適した動画像の転送を可能とするシステムの開発を目的とする.遠隔診断の対象としては,農作物・果実などの生育診断や病害虫診断を想定している.この場合,動画像の受信者側は栽培や病害虫の専門家となる.遠隔診断では専門家が注目する部分だけを転送することが多い.しかし,この場合,全体の画像を得られないという不自由さが残る.そこで,本研究では,注目領域の詳細画像と全体画像を同時に観察できる動画像転送システムを開発した.本システムでは,注目領域と全体画像の解像度や色数を個別に設定できる.さらに,動画像に関する設定を受信者側から制御できる機能も開発した.

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