3ZD-1
仮想社会を支える技術的基盤について
○木下博之(慶大)
仮想社会を支える技術的基盤について考察する。端末におけるヒューマンインタフェースのあり方として、3D表示、手や指の動きを認識する入力装置などを検討する。次に、ネットワークと情報システムについて。これら端末との入出力を通じて「社会」を構築することを考える。初歩的には、中央のサーバーが「社会」の情報を維持し、入力に応じて変化させ、変化を端末に伝えるという方式が考えられるが、この処理を分散化させることは、将来的には有用なこととなるであろう。これまでに、MMO「ゲーム」として「仮想社会」の原型は構築されてきたといえなくもないが、まずは、仮想の美術館、会議室、教室としての社会化を検討し、それにあたって、なにが必要とされているのかを検討したい。

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