3X-7
DTNプロトコルのIPv6 Extension Headerを用いた実装
○呉 銘基,松本充司(早大)
遅延耐性ネットワークは本来、惑星間ネットワークの研究から生み
出された概念であり、ノード間ストアアンドフォワードでデータを
転送する通信方式である。最近、災害時などにより長時間をわたって
通信が不安定となる場面で、DTNを活用した安定的にデータを伝送
できるネットワークを構築する提案が出された。しかし、DTNは一つ
独立のプロトコルであり、インターネット上に使用されたプロトコルや
アドレスなどで利用できず、不便を生じる。これを踏まえ、本提案は
インターネットプロトコルの中、ネットワーク層のIPv6を拡張し、
簡単に現存の機材やネットワークデザインにも利用できる
DTNプロトコルを実装し、検証を行った。

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