3X-4
IPv6 Flow Labelを用いたTCP優先度制御システム
○許  鑫,長坂康史(広島工大)
近年、情報技術の発展により、多くのデータがネットワークを利用して通信されるようになってきた。これらのネットワークではデータの重要性は考慮されず、どのデータも平等に扱われている。しかし、データの重要性を考慮した優先度制御が必要であると考える。そこで本研究では、IPv6のヘッダの一つであるFlowLabelに着目し、このフィールドを利用してTCPにおける優先度制御を実現した。また、優先度制御機能を付加したネットワークを構築し試験した結果、高優先度と低優先度のパケットの通信時間を比べたところ設定とおりに制御することができた。この結果からこのトラフィック優先度制御が有効であることがわかった。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について