3X-2
OpenFlowをベースとした災害時におけるEnd-to-End通信路の選択方法の実現
○熊谷友来,関野雄人(岩手県大),内田法彦(埼玉工大),橋本浩二,柴田義孝(岩手県大)
災害時における情報通信インフラは住民の安否情報や救助活動,被災状況の把握や広報活動に非常に重要であり,通信状況の変化に柔軟に対応し,ネットワークサービスを提供する必要がある.筆者らはこれまで複数の異なるリンクを有する通信ノードにより構成される無線ネットワークを導入し,そのリンクおよび経路の選択法を提案し、スクリプト言語による実装を行なってきたが,リンクおよび経路の選択の処理時間がネックとなり,パケットロスが発生し,統一したネットワーク制御が困難であった.
そこで本研究は,Software Defined NetworkであるOpenFlowのフレームワークを導入し,災害時に強い情報ネットワークを開発する.そして通信状況の変化や利用者の要求の変化によって使用するリンクや経路を動的切り替え可能な情報ネットワークのプロトタイプを構築し,統一的なネットワーク制御の機能および性能評価を行い、有効性を検証する.

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