3V-6
距離減衰モデルを用いたバス通過判定手法の検証
○足達 元,畠 基成,鈴木秀和,松本幸正(名城大)
近年,バスの運行状況を把握するバスロケーションシステムが注目されている.そこで我々は,低コスト・低消費電力が特徴である無線センサネットワーク(WSN)を利用したバスロケーションシステムを提案している.本稿では,距離減衰モデルを用いてバスの通過を判定する手法を提案する.バス停周辺の受信信号強度(RSSI)を事前測定し,バス停周辺の距離減衰モデルを作成する.バスに搭載したセンサデバイスは定期的にパケットを送信しており,バス停に設置したセンサデバイスがそのパケットを受信した際,作成したモデルとその時のRSSIから,バスとバス停間の距離を推定する.その推定距離の推移からバスの通過を判定する.提案手法を用いた学内での基礎的な実験を行い,通過判定の精度の結果を得た.

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