3U-8
MPEG符号における動きベクトルを利用した監視カメラ映像の動体検出
○杉本 潤,三浦康之(湘南工科大)
 近年、監視カメラを用いた防犯システムが広く普及おり、侵入者の居るフレームを自動的に検出するシステムにより、監視業務が効率的に行われている。過去に、動き情報を用いて正確に動物体を検出する方法が提案されているものの、従来の検出手法は動きベクトルにおける計算量が多大であることから、MPEG符号から生成される動きベクトルを利用した方法を検討している。我々は、MPEG符号においては、フレームや画像の状態によって動きベクトルが存在しない場合があり、存在する動きベクトルについても、物体の動きを正確に反映しないことがある。そこで、本研究では、MPEG符号における動きベクトルを動体検出に用いるために、前後のフレームの動きベクトルを用いて補完する方法を提案する。

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