3T-9
GPUを用いた視覚の誘導場算出の高速化
○松葉 俊,粟井修司,粟野直之,小堀研一(阪工大)
 視覚の誘導場という人間の視知覚現象を説明する心理学的概念が存在する.この心理学的概念である誘導場を,工学的に応用するために,デジタル画像での算出モデルが提案されている.この算出モデルでは,処理対象画素の選択と,距離に基づいた計算によって誘導場を算出しいる.しかし,これらの処理の計算コストが非常に大きいため,処理時間が膨大となる.
 そこで,本研究では,GPUを用いて視覚の誘導場を高速に算出する手法を提案する.提案手法では,GPUの描画機能を利用し,注目画素ごとの処理対象画素の選択と距離に基づいた計算を,効率的に処理できるアルゴリズムを提案することで,誘導場の算出を高速化する.

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