3T-5
発話に伴う口唇の動き特徴における区間分割およびコマンド識別に関する検討
○齋藤 歩,髙橋 毅,景山陽一,百瀬篤史(秋田大),石井雅樹(秋田県大),西田 眞(秋田大)
 発話に伴う口唇の動き特徴は,個人固有および発話内容固有の
特徴を保持すること,並びに個人認証やコマンド識別に有用で
あることが明らかにされている。しかしながら,各種システムを
実用化するためには,口唇に関する特徴量の変動要因を特定し,
認識精度の向上を図る必要がある。
 一方,有声発話と無声発話では,口唇の動き特徴量に変動が
認められた。そこで本研究では,発話に伴う口唇の縦幅,横幅,
面積,アスペクト比,発話フレーム数の変動に着目し,有声発話と
無声発話の相違点抽出を試みた。
 実験の結果,特徴量が大きく変動するグループとしないグループが
存在すること,並びに変動するグループでは無声発話時の特徴量が
大きくなる傾向が認められたので報告する。

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