3Q-9
トピックを考慮したグラフ表現に基づく複数文書要約
○北島理沙,小林一郎(お茶の水女子大)
近年,情報技術の発展に伴い大量のデータが蓄積されるようになり,
情報を取捨選択するための一手法として,要約技術の必要性が高まっ
ている.特に複数文書要約は,データの概要を捉えることが可能にな
る点で,今後ますます重要となると考えられる.様々な手法が提案さ
れる一方で,LexRankのようなグラフベース要約手法の有用性が示さ
れている.しかし,この手法が用いているのは単語頻度のような表層
的な情報のみであり,文のもつトピックを考慮していない.本研究で
は,トピックを考慮したグラフ表現に基づく複数文書要約手法を提案
する.DUC2004を用いた実験を通して従来手法との比較を行い,ト
ピックがグラフベース要約手法において有用であることを示す.

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