3L-6
クラウドを用いた太陽光発電パネルのモニタリングシステム
○秋山陽平(東邦大),河西勇二,岩田昌也,高橋栄一(産総研),佐藤文明(東邦大),村川正宏(産総研)
 東日本大震災後、わが国では再生可能エネルギーの導入拡大が必須の情勢であり、特にメガソーラーなどの太陽光発電への期待が高まっている。しかし、太陽光パネルは工業製品である以上一定の確率で故障が発生する。現状ではパネル単位での故障検出手段がないために、故障パネルを抱えたまま太陽光発電システムが運用され、期待する発電量に至らないケースが発生している。そのため、故障検出システムの確立が急務である。
 これまでに、直流電力線を利用した独自の通信方式を用いて、パネル毎に通信子機を実装し、発電情報のモニタリングを可能としている。
 今回我々は、それらの膨大な発電情報をクラウドサーバ上に集約・蓄積させることで、故障検出を可能とするモニタリングシステムを開発した。

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