3L-3
大規模分散環境におけるレプリカ探索方式の提案
○孫 静涛(東京工科大)
近年、高速なネットワークの出現により、地球規模でファイルが共有できるような機構はますます重要となっている。このような広域環境においては、大きな通信レイテンシが生じ、ファイルレプリカの検索時間が大きくなる。しかしながら物理的な制約により、ネットワークレイテンシを大幅に改善することは困難である。それを改良するため、階層構造を持つ構造化オーバレイネットワークを用いて、広範な通信レイテンシ環境で効率的にレプリカを発見するミドルウェアの実装を行った。本研究では共有される各コンテンツファイルの内容は不変であり、ファイル名によって一意に内容が決まるものとする。このファイルを必要とするノードは、それを保持する他のサーバから内容を取得した後、レプリカとして保存しておくことによって、探索効率を向上させる。

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