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津波避難行動支援スマートフォンアプリ「デジタル皆助ナビ」の開発と高知県黒潮町における実証実験
○板宮朋基,吉岡英樹,大山昌彦,小川高志(東京工科大)
現在、津波から適切に避難するための手法や情報伝達のありかたが
活発に議論されている。
本研究では、津波等の災害発生時の避難行動を支援するスマートフ
ォンアプリ「デジタル皆助ナビ」を開発し、内閣府「南海トラフの
巨大地震モデル検討会」によって全国最大の34mの津波高が想定さ
れている高知県黒潮町において実証実験を行った。
 災害発生時は津波浸水や液状化、建物倒壊などで平時とは全く
状況が変わるため、従来のカーナビ等の誘導の仕組みを用いること
ができない。そこで本研究では、ハザードマップや現地調査で得ら
れた「リスクが高い地点」をアプリ上に明示し危険な進行方向に進
んだ場合には「この先危険!」などと警告を出すことにより、避難行動を支援する。

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