3H-3
コンテキスト編集をもちいたプログラムレスの業務アプリケーション開発
○西岡靖之(法大)
さまざまな業務フローや業務ロジックに対応したソフトウェアを開発するには、あらかじめ行う要件定義のフェーズが重要となる。筆者らは、見積り管理や生産管理など、業種や企業ごとに特に標準化できない業務について、システムに要求される要件を、コンテキストを中心として定義する手法を開発した。コンテキストとは、情報の粒度を表単位とし、それらを業務内容や利用状況ごとに編集可能としたものであり、コンテキスト間の演算を標準部品として用意することで業務の多様性に対応する。開発したソフトウェアは、業務アプリケーション構築ツールとして、要件定義に利用できるとともに、結果として得られた要件定義情報が、そのまま業務システムの一部としても利用できることを示す。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について