3G-6
デザイン・エンタテインメントを支援するプラットフォームについて
○長嶋洋一(静岡文化芸大)
 本研究は、広義のエンタテインメントをデザインするための
支援環境と、デザイナを目指す学生へのデザイン教育に関する。
 従来「エンタテインメントデザイン」と言えば、ゲーム等の
エンタテインメントシステムをデザインする、という開発側の
立場であったが、筆者はさらにデザイナ側の「デザインする行為」
そのものが新しいエンタテインメントとなる可能性を提唱し検討
している。
 新しいシステムをデザインする上で壁となるプログラミングに
ついてはオープンソース文化の普及とともに支援環境が充実して
きたが、電子工学的知識を必要とするハードウェア設計の領域で
急速に発展する物理コンピューティング(スケッチング)の普及は、
新たにハードウェア領域でもオープンソースとなってきた。
 筆者の複数のCPUモジュールを統合した汎用プラットフォームの
試作検討の実例紹介から、この分野でのデザイン教育において、
デザイン行為そのものがエンタテインメントとなる、という視点に
ついて議論したい。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について