3G-5
技術変化と自生的な生産活動の顕在化ー音楽の生産消費に関するアンケート調査
○加藤綾子,須藤 修(東大)
従来アナログ録音技術を基軸に成立していたレコード産業(音楽産業)の構造が、音声のデジタル化という技術革新によって大きく変動している。本研究はこの構造変化の一端を解明する為に、一般消費者の生産活動(トフラーの造語「Prosumer」)について主に音楽分野を対象にアンケート調査を行う。産業外部における自生的な音楽の生産活動は古くから存在するが、1990年代中頃から普及したDAWやパソコン、インターネット、2000年代以降に登場した配信プラットフォームや動画共有サイトなどが、近年の一般消費者の生産活動を顕在化させている可能性がある。本報告はこうした問題意識のもと実施したアンケート調査の報告を行う。

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