3F-4
デバイスアドレスのランダム化による制御プログラム難読化方式の一提案
○橋本遼太,勝田喬雄,三浦昭浩,古澤康一(三菱)
近年、組込み機器から不正に読み出された制御プログラムの閲覧/編集が行われ、ノウハウが漏えいすると共に、模倣品が製造され市場に出回る問題が発生している。制御プログラムの不正な閲覧/編集を防ぐ方法の一つとして、制御プログラムの難読化がある。一般的に難読化による保護では、不正コピーが動作してしまうので、模倣品を防ぐことが難しい。
本稿では、制御プログラムのデバイスアドレスの割り当てをランダム化し、その際に組込み機器の固有情報を利用して組込み機器と制御プログラムを関連付ける難読化方式を提案する。この方式により、制御プログラムの不正な閲覧/編集を防ぐと共に、制御プログラムを他の組込み機器に不正コピーした場合は、固有情報が異なり正常動作しないので、模倣品を防止することが可能となる。

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