3D-4
動画像パターン認識による歩行動作評価手法に関する研究 -CHLAC特徴に基づく左右バランスの定量化方式の検討-
○柳澤孝文(筑波大),野里博和,坂無英徳(産総研)
本研究では、ビデオカメラ映像による安価で簡便な歩行動作評価システム
の開発を目標としている。これを実現するため、立体高次局所自己相関
(CHLAC)特徴に基づく動画像パターン認識技術を採用する。本論文では、
歩行動作の評価項目の1つである左右バランスを定量化する手法を提案する。
具体的には、左右の動作を分けるために重複歩の動画像を時間で2分割し、
それぞれCHLAC特徴を抽出する。その後、分割した動画像の特徴量を各要素
ごとに比較し、その結果を多変量解析により定量化する。実験では、20代の
健常な男女の歩行動画像を用いて提案手法により各個人の左右バランスを
定量化し、実際の歩行姿勢と比較することで有効性を検証する。

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