3D-3
口裂領域に着目した口唇形状特徴抽出および形状分類への応用に関する検討
○高橋 毅,景山陽一,西田 眞(秋田大)
代表的な生体情報である指紋や静脈などの身体的特徴は,識別精度が非常に高い反面,変更が不可能であるという課題を有する。このため,人工物によって身体的特徴が精巧に模倣された場合には,その利用が困難になる可能性がある。一方,発話に伴う口唇の動き特徴は“行動的特徴”であるため,登録情報の変更が可能である。しかしながら,身体的特徴と比較し識別精度は高くないのが実情である。そこで本研究では,口唇の動き特徴による認識技術の精度向上を目的とし,非発話時の口裂形状の統計的な個人差および形状特徴抽出について検討を加えた。さらに,形状特徴を用いたクラスタリングによる分類を行ったので報告する。

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