3B-6
Ontologyを使ったTraceability確立手法の評価
○田中勝輝,小形真平,海谷治彦,海尻賢二(信州大)
ソフトウェアドキュメント間のTraceabilityリンクの確立をすることによって、ドキュメント間の関連性を把握することができ、システム開発の保守作業に役立つ。リンクの確立方法として、ドキュメントに出現する単語の共起性に基づくIR手法(情報検索手法)がよく使われている。
このIR手法を用いたTraceabilityリンクの確立の精度を向上させるために、数多くの研究で提案手法が挙げられているが、ドキュメントの特徴の側面から見た有効な手法は語られていない。
よって、開発者が作成するソフトウェアドキュメントにも多種多様な書式・形式があるため、数多くの精度向上手法の中でそのドキュメントにより有効な手法を見つけ出すのは困難である。
そこで本研究では、精度向上手法の一種である出現単語の同義語・類語に関するオントロジーを考慮したIR手法を用い、十数種類のドキュメントに対して、オントロジーの有効性を探り、オントロジーが有効なドキュメントの特徴の考察をしていくことを目指す。

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