2ZF-3
日常的に利用するSNSをベースとする災害時情報システムの提案
○佐藤利紀,仲谷善雄,泉 朋子(立命館大)
昨年の東日本大震災でTwitterやFacebookといったSNSが、従来のメディアであるテレビやラジオに代わる情報提供の場として、大いに活躍したことはこの震災の大きな特徴である。しかし、災害時の被害者の多くが高齢者であることが問題となっている。この背景には、普段SNSを利用している世代と比較的利用率が少ない高齢者との差が少なからずあると考えられる。そこで本研究では、各高齢ユーザが日常的に利用するSNSをベースにして、災害発生時には、ほぼ同じヒューマンインタフェースで防災情報を入手できるシステムを提案する。高齢者が日常的に使うツールを活用することにより、緊急を要する災害時だからこそ、より容易に、かつ信頼感を持って利用される狙いがある。

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