2ZD-5
フレーズ・リーディングを利用した外国人留学生向け日本語読み練習教材の開発と評価
○三浦 麗(東京工科大),近藤真宣(拓大),松永信介,稲葉竹俊(東京工科大)
我が国の外国人留学生は増え続け、現在、13万人以上が日本の大学などで
日本語を学んでいる。日本語には英語などの言語にあるような単語と単語の
間にスペースによる区切りがなく、句読点が唯一の区切りとなっているため、
読みには困難を伴う。特に「は」や「が」などの格助詞と平仮名が続くと
区切りがわかりづらい。そこで日本語の語順に則した区切りをつけて
読む練習をするため、英語で定評のあるフレーズ・リーディングの手法を
用いた日本語の読みの学習教材を開発し、留学生を対象に評価を行った。
なお、留学生は学校では文法の学習に終始するため、本教材は自宅や
通学途中で自主的に学習ができるスマートフォン向けの仕様とした。

footer 情報処理学会 セキュリティ プライバシーポリシー 倫理綱領 著作権について