2ZA-6
プロジェクタとカメラを用いた拡張現実感のための物体認識精度向上に関する基礎検討
○田中希武,藤波香織(農工大)
近年,ARアプリケーションにプロジェクタ・カメラシステムを
利用する研究が多く存在する.しかし,プロジェクタの投影光により
カメラを用いた物体認識が阻害されることが確認されており,
現状では任意の情報投影が実現できない.
本研究はプロジェクタの投影補正技術を用いて環境光と投影面の
反射特性を推定し,任意の情報投影と物体認識精度維持の
両立を目指すものである.プロジェクタの投影光の影響を
カメラ画像から取り除くことで,物体認識の精度低下を防ぐ.
本稿では物体上を含む任意の座標への情報投影機構と,
プロジェクタの投影光の影響を抑えた物体認識用の画像を
ARアプリケーションへと提供するための基礎検討を行い,
結果を報告する.

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