2T-4
ナンバープレート自動認識システムにおける,数字抽出手法の検討
○羽田光太朗,花泉 弘(法大)
これまで撮影場所に依存しない高精度なナンバープレートの検出法を開発してきた.本稿ではさらに文字(4ケタの数字部分)抽出処理の改良を行った.従来手法ではハフ変換を用いてフレームのコーナーを検出した後に,数字の抽出を行っていたが,この方法では車体とナンバープレートの色が同系色の場合,抽出精度が低下する問題があった.他の手法としてラベリング処理を基に抽出する方法もあるが,低解像度画像の場合には,数字とフレームが分離できない可能性があり,十分な精度が得られなかった.ここでは,チェーンコードを求めて,周囲長とそれらが囲む面積をキーにして問題を分割し,処理を分けることで従来手法に比べ,より高い精度で4ケタの数字が検出できることを示す.

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