2P-3
ファイル利用履歴から抽出した抽象タスク間ワークフローに基づくファイルと操作の推薦
○宋  強(東工大),川端貴幸,伊藤史朗(キヤノン),渡辺陽介,横田治夫(東工大)
近年ファイルシステム内のファイル数が爆発的に増加している。作業を達成するために必要な文書の検索時間や作業の流れの習得にかかる労力を減らすために、大量ファイルの中から適切なファイルを検索し、操作手順と伴に推薦することで、利用者を支援することが可能である。従来のファイル推薦技術では順番に柔軟性がない上、過去に使用されたファイルしか対象にできなかった。そこで本研究では、過去に利用されていないファイルも対象とし、操作の順番が異なっても推薦できる方法を提案する。そのために、ファイル利用履歴から、クラスタ化されたファイルへの順番のない操作からなる抽象タスクを求め、更に抽象タスク間の頻出抽象ワークフローを抽出し、記憶しておく。利用者のその時点でのファイル操作パターンに対応する抽象ワークフローを検出し、推薦を行う。

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