2L-6
家庭用UPSを用いた家庭内電力情報の保護手法の設計と実装
○川添俊史,廣津登志夫(法大)
スマートグリッド環境においてスマートメータが使われるようになると、
家庭での電力消費の推移を電力事業者が取得することが可能となる。
ここで取得する情報が詳細になると、電力消費の推移から家庭内の
生活状況などが推定される危険性がある。本稿では、家庭用UPSの電力供給を
スマートタップで制御することにより、簡便に家庭内の電力利用状況の把握を
困難にする手法について述べる。
既存研究では電力要求の増減を確認後、蓄電池電力を用いて消費電力の
平滑化を行っている。本研究ではUPSの蓄電量を考慮に入れた上で
同様な制御を行うと同時に、UPS電源の断続により宅外に対して
消費電力推移を隠蔽する手法を実現する。

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